こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。
6回に渡り、認知行動療法とロジャースのカウンセリングモデル(来談者中心療法)について書きました。
もう一度確認しておきますが、この2つの療育アプローチのどちらが正しいとか、良いとかを比較したものではないということです。
FORTUNAでは、療育する側の私たちが勉強をして知識の引き出しを多くもつことで、子どもたちの良き成長に繫がる療育を行うことを大前提としています。
そのためにまだまだ未熟ではありますが、いろいろ新しいことにも挑戦し、療育における子どもたちの選択肢を増やしていくことを常に考えております。
FORTUNAでは、困り事がある子どもたちの個別療育の重要性を理解してはおりますが、時間的制約があるので自己成長力や自己回復力が芽生えるまで待つ時間があまりなく、出来るならなるべく早く小学校での困り事を減らし、将来、社会に出て自立した生活をおくることができるための準備として集団療育を行うようにしています。
現実的に考えた場合、カウンセラーを行えるDrの方は出来るかもしれませんが、私たちが保護者の方のようにずっと子どもたちに寄り添い続けていくことは実際問題不可能だと思います。
そのことを踏まえて、今回、ロジャースが提唱するカウンセリングモデルで(来談者中心療法)非指示的な療育を行うよりも認知行動療法によって問題を解決していくほうが効果的であると考え、小集団における認知行動療法(トレーニング)を取り入れ、それと共に小集団から集団におけるSST(ソーシャル スキルズ トレーニング)を行っているということです。(勿論、小集団における活動ができている子どもたちには、集団におけるトレーニングを積んでもらっています)
保護者の方々には、決して、ロジャースが提唱しているモデルを否定しているわけではなく、認知行動療法という療育があるということもご理解いただければと思います。
放課後等デイサービス FORTUNA